動画制作の費用相場|各種動画の制作料金や内訳、動画の費用対効果を上げる方法を解説

動画制作の費用相場|各種動画の制作料金や内訳、動画の費用対効果を上げる方法を解説動画

この記事では動画制作、その中でも企業向けのビジネスに活用できる動画制作の費用について解説していきます。

近年、企業の間で動画制作の需要が急速に高まっており、リモートワーク、オンライン営業の普及でその動きはさらに加速しています。

例えば、今ではリアルでのイベントが開催できない状況の中でオンラインセミナーを開催が多くなっている、社員向けの教育に動画を使う企業が増えているなど、今後もこの流れはさらに加速していきます。

さらに動画制作はビジネスにおいて大きな効果を発揮します。

例えば、プレゼンテーションに動画があるだけで、分かりやすくまた記憶に残りやすくなります。

興味がないお客様にインパクトのある動画で興味付けをする、興味のあるお客様には詳細のこったコンテンツで理解を深めていただくなど、動画の使い方は多岐にわたります。

メリットの多い動画制作ですが、具体的に費用はいくらかかるのか。

また、どの制作会社を選べばいいのか。

そのような疑問に応えるために本記事では以下を中心に話を進めていきます。

・動画制作の費用の相場
・具体的な料金の仕組み
・費用をやすくするためには?
・動画制作会社を選ぶポイント

各種動画毎の費用の内訳と要素

まず、大前提としてお伝えしたいのは動画の内容、依頼する会社によって値段は変わるということです。

動画制作会社に依頼すると10~350万が相場になります。

また、普段TVで流れているCMになると、一般的には大手広告代理店に依頼して作成することが多いので350万を超えてくるケースも出てきます。

ひとえに動画制作といってもその種類は多く存在し、その種類ごとに費用の相場も変わっていきます。

以下の表は一般的な動画制作の種類とその相場をまとめたものです。

 

費用

インタビュー撮影・対談形式5万〜70
セミナー・イベント撮影15万〜100
会社紹介動画25万〜350
TVCM50万〜
製品・サービス紹介動画50万〜350
マニュアル動画30万〜350

インタビュー・対談形式の動画は時間的にも5分以内に収まることも多く、用意する素材が少ないこともあって低い価格帯から制作が行われています。

会社の雰囲気を知ってもらうという目的で採用活動に使われることが多いです。

また、セミナー・イベント撮影も資料や企画は自社で用意して、制作会社は撮影から本格的に関わるので、他の動画よりも価格帯は低い傾向があります。

コロナ禍でオンラインセミナーのニーズが急激に増えており、Youtubeなどの動画サイトでのLIVE配信、ZOOMをつかったウェビナーなどを利用する企業が増えてきています。

会社紹介やTVCMでは出来る表現方法の幅が広く、実際の仕事現場を写したり、アニメーションをいれてみたり、ナレーションを入れてみたり、と動画によって価格は大きく変わっていきます。

最近ではドラマ形式の動画も増えてきており実際に監督をつけて役者を出したりするケースも多いですTVCMは広告代理店を経由するものが多く、その場合350万を超えることもあります。

製品・サービス動画は新サービスや新規事業の理解を取引先やお客様に分かりやすく伝えるのに有効な手段です。

例えば、プレゼンの時に動画があるのとないのとでは分かりやすさだけではなく、興味を引きつける効果もあるので、相手の反応も変わるという点で有効になっていきます。

相手の興味が薄い段階ではインパクトの強い動画であったり、相手が詳細の情報を求めている場合は少し動画の尺を長くして、作り込んだものを制作するなどの使い分けも可能です。

マニュアル動画ではWebサービスなど形のないものを説明する際有効なため、IT系の企業が制作するケースが多いです。

また、社内向けに作成することも多く、仕事のマニュアルなどテレワークで社員同士が顔合わせる機会が減っている背景もあり、ニーズがかなり増えている動画です

このように動画制作と言っても、その種類は多岐にわたり、値段も大きく変わっていきます。

各種動画制作の費用相場

先述した通り、動画制作といっても多くの種類があり、費用も変わっていきます。また、同じ種類の動画でもかかる費用にかなり幅が出てきます。

では、なぜ同じ種類でも動画によって費用が大きく変わるのか、を知るためには動画を作る工程とそれぞれにかかる費用を知る必要があります。

動画を作る工程は大きく分けて、以下の3つに分類されます。

・企画
・撮影
・編集

内訳に関しては1つの費用でも複数の項目に別れること(例えば編集に音声の編集が含まれたり)もありますが、大まかな内訳の費用の相場をご紹介します。

企画にかかる費用

企画にかかる費用としては次のような項目が挙げられます。

 

費用

企画構成費3万〜30
プロデューサー費用10万〜100
ディレクター費用5万〜50
台本制作費5万〜10

企画部分は動画の肝となる部分です。ここでいかに求めているものに近づけるかが動画の完成度に関わっていきます。

動画の企画部分で、どのような動画にするのか、表現方法、撮影日、撮影場所を決めていきます。

その際の人件費やディレクター、プロデューサーにかかる費用などがかかっていきます。

また、台本制作を依頼する場合は別途で費用がかかっていきます。

撮影・素材にかかる費用

撮影にかかる費用は実写で取る場合とアニメーションの場合で費用が変わっていきます。

●実写の場合

 

費用

撮影費8万〜35
撮影機材費4万〜30
監督費用10万〜30
キャスト費用10万〜20
スタジオレンタル費用15万〜35
実写の撮影の場合、主に人件費と機材費によって費用が変わっていきます。
カメラは何台で撮るのか、撮影場所はスタジオ借りるのかそれとも自社オフィスでやるのかなど、撮影条件によって値段が上下します。
その他にも、最近TVCMでもよく見るドラマ形式で動画をとる場合、監督や役者、エクストラにかかる費用が追加でかかっていきます。

●アニメーション・モーショングラフィックスの場合

 

費用

シナリオ作成費5万〜10
絵コンテ作成費5万〜15
イラストアニメーション費用5万〜50
3DCG費用30万〜200
モーショングラフィックス費用20万〜150
アニメーションの撮影の場合、まず必ず必要となってくるのはシナリオや絵コンテにかかる費用です。
それらを踏まえて上で、どのような映像効果を使うかによって費用が変わっていきます。
例えば3DCGやモーショングラフィックスを使った場合、通常のイラストアニメーションよりも費用がかかるケースが多くなります。

編集・アドオンにかかる費用

編集にかかる費用としては以下のような項目が挙げられます。

 

費用

動画編集費15万〜300
カラーグレーディング10万〜30
ナレーション費5万前後
音響効果費5万〜15

通常の編集に加えて、ナレーションにかかる人件費やレコーディングスタジオの利用料、音響効果にかかる費用など、動画の内容によって費用が変わっていきます。

また、例えばDVDに焼いて納品するなどの、提出する内容によって費用が変わってくることもあります。

制作したい具体的な動画の予算感については以下のフォームでシミュレーションをして把握をしてください。

動画制作お見積もりシミュレーション

制作料金、値段、費用を安くする工夫

動画を製作する際、最も大切なポイントの1つが費用感ですが、実際に、動画制作で費用を抑えるポイントは存在します。大きく分けて以下の通りです。

料金を抑えるための工夫

・細かい指示、変更点を減らす
・動画素材をあらかじめ用意しておく
・その企業の得意分野を見極める
・フリーランスに依頼する

それぞれ見ていきましょう。

細かい指示、変更点を減らす

動画制作はこだわればこだわるほど、費用が増えていきます。

徹底的に細かい部分まで制作しようとすると、その分打ち合わせに時間がかかるり、CGやドラマ系の動画となるとその分追加で費用がかかります。

納品の仕方でもDVDにするのではなく、データをもらってネットにアップするなどに工夫をすれば料金を抑えることが可能です。

また、撮影を撮り直すなど、動画制作の段階で変更が生じるとその分追加で費用がかかっていきます。

そう言った状況を防ぐためにも企画の段階で、制作会社とイメージの共有をする必要があります。

ある程度、提案の段階で動画にイメージに合ったものを出してくれる制作会社に頼むこともポイントになっていきます。

  • 目的に必要のない細かい部分を省いて制作する
  • 制作会社とコミュニケーション、事前打ち合わせを念入りに行い途中での変更を防ぐ

動画素材をあらかじめ用意しておく

動画の素材をあらかじめ用意しておくのも動画の費用を抑える大きなポイントです。

例えば、どういう動画にしたいのかあらかじめシナリオを用意しておく、撮影場所を自社のオフィスにする、エキストラを社員にお願いするなど、なるべく事前に用意すれば費用を抑えることができます。

モーショングラフィックス、アニメーションの場合にも、動かす素材を自社で用意することで素材の製作費を抑えることが可能です。

素材を社内で準備して編集、動かす部分だけの制作を外注する

制作会社の得意分野を見極める

その制作会社の得意分野を見極めることはとても大切な要素です。

実際にいろいろな動画をみると分かるのですが、会社によって費用が大きく異なっています。

特に初めて動画制作を依頼する場合などは動画を何のために制作したいのか、どのように利用したいのか、といったことを伝えて対応してもらえるかを確認しましょう。

得意でない分野の動画制作は自ずと料金を高く見積もる傾向があるからです。

また、大手の広告代理店に依頼した場合、そこから下請けの会社に仕事がいくケースが多いと考えられますので、動画制作会社に直接依頼するよりも費用がかかるケースも多いです。

そういった点も念頭において依頼する制作会社を探すのもポイントになっていきます。

その動画会社の得意分野を事前にヒヤリングして自社の目的と合っているかを確かめる

フリーランスに依頼する

最近、会社ではなく個人に頼むという選択肢も増えてきています。

個人で動画制作を行う場合は、制作会社よりも安い料金で対応可能な場合が多いです。

ただ、企業向けの動画の場合ビジネス的な視点(企画、運用)は必須なため、用途に合わせて使い分けるといいでしょう。

すでに自社と取引のあるフリーランスの動画クリエイターが居れば検討するのも良いと考えられます。

  • フリーランスの方が費用は安く、制作部分以外の動画の活用や企画は弱くなりやすい
  • メリット、デメリットを考えて必要に応じて選ぶとよい

費用を抑えるのばかり考えるのは危険

ここまで動画制作の料金を安くする方法をお伝えしてきました。

ただ、安くすることばかり考え、元々の動画制作する目的を見失ってしまうと本末転倒です。

動画を使うことで、「コストの削減」「売上の増加」「企業イメージの向上」「採用活動の強化」など、さまざまな効果が期待できます。

このような費用対効果も考え、安さだけではなく動画もたらす価値も基準にしていきましょう。

動画制作会社を選ぶポイント

先述したとおり、動画制作を依頼する際、費用を抑えることだけ考えるのは危険です。

では具体的に値段以外に何を基準に依頼先を選べばいいのか、以下のポイントを基準に判断しましょう。

・提案力
・動画制作実績
・制作会社でどの過程まで対応出来るか

それぞれ見ていきましょう

提案力

動画制作をする際に、意識すべきなのが「動画を作って終わりではない」ということです。

せっかくお金を払って動画作っても、その後の使い方次第で効果薄れてしまう、もしくは全くない可能性は十分にあります。

ある程度制作の段階で『どう使う』のかまで含めて提案ができる制作会社であれば、こういったリスクを減らすことができます。

あくまで、動画はツールとして使うもので、動画にいかに付加価値をつけられるかが重要になっていきます。

また、ビジネス的な視点を持てるかというのも大事な基準になります。

先述した通り、動画をあくまでツールです。そのツールを使っていかに抱えている問題を解決するか。

そういった視点で提案出来る制作会社に依頼するのが良いでしょう。

動画制作の傾向

その制作会社の制作傾向がどの程度なのかも重要なポイントの一つで、1つの分野で実績があればあるほど、ノウハウがたまっていきます。

ある領域に特化して動画制作をしていれば、そのノウハウをもとに提案ができます。

エンタメ系の動画や、広告に特化した動画、YouTube専用、マーケティング集客用動画、といった様々な分野があります。

また、ノウハウがあればあるほど広い範囲で提案が出来るので、先述した提案力という観点からも安心して依頼ができます。

制作事例を見ることも、企業間の比較はもちろん、制作する動画の参考になるので、依頼を検討する際に見るといいでしょう。

制作会社でどの過程まで対応出来るか

その制作会社がどの過程まで対応できるかも比較する際、重要なポイントです。

例えば、大手の広告代理店に依頼した場合、その下に企画会社、編集会社、撮影会社などが下請けとなって1つの動画を作るケースが多いです。

その場合、別会社を通すことになるので、時間がかかるのはもちろんのこと、費用もかかります。

さらに、会社間での意思疎通を取るのも難しいので中々、質の高いものが出来づらい傾向にあります。

一方TVCMや大規模な投資を行って動画を制作する場合にはそのような方法も効果的なケースがあります。

そういったことも踏まえた上で、おすすめなのが、企画から編集まですべての過程を対応できる制作会社か広告代理店を選ぶことです。

費用が安いのはもちろん、自社内での意思の疎通もしやすく質の高いものが出来る傾向にあり、さらに自社ですべて完結するので納期も外注のみで制作している会社より早いです。

初めて動画制作をする場合はすべての過程を対応できる制作会社、広告代理店を選んで依頼するといいでしょう。

動画制作の前後工程

動画制作は前後の工程が大切です。

動画の制作費用は画像や記事コンテンツと比べて比較的高額になるケースがありますが、費用対効果の面で大きく効果を出せる可能性もそのぶん大きくなっています。

そこで動画の制作時だけに注目しがちですが、実際には動画制作の前後の工程が最も大切です。

資産性のある動画は企画段階が重要

先述した通り、動画は作って終わりではなく「どう使うのか」まで踏まえて制作することが重要です。

例えば、会社紹介の動画、周年記念の動画を作る場合何年にも渡って使用することになります。

製品の紹介動画を制作することで売上アップに繋がることも多くあります。

また、動画をプレゼンの前後に見せることでお客様の興味を引きつけ、商談の幅が広がります。

そういった費用対効果の面で動画がもつ力というのは大きく、今後ニーズがどんどん増えていきます。

動画は会社の悩みを解決するツールであり、作ったあとも効果を発揮する資産になるものです。

どういう動画を作るかという企画が大切であり、企画段階ですべてが決まるといっても過言ではありません。

企画が上手くいかないと撮影、編集の段階でどうしてもイメージと違うという場面が増えてきます

もちろんイメージと違うと修正、取り直しをして予算が追加でかかり納期も後ろ倒しになる、クオリティの低いものになってしまって結局満足のいくものが出来ないなどの状況になりかねません。

だからこそ、企画の段階でニーズを引き出して、幅広い提案をしてくれる動画制作会社が必要です。

制作会社としっかり話合い企画することが資産性のある動画を作るためには最も大切です。

動画制作後の運用

動画制作のあとはどの動画を実際に利用して設定した目的の達成に向かわなければなりません。

制作した動画の運用は目的に応じて変わってきます。

【例1】

自社サイトに動画を埋め込んでサービスや商品の説明、プロモーションをするケースでは、サイトのどこに動画を埋め込むとクリックされる可能性が上がるのか、といった検証をします。

サムネイルも工夫、A/Bテストを行うことで動画のクリック率が違ってくることも多くあります。

【例2】

動画広告の場合は制作後の運用がとても大切です。

動画の制作を行う前の企画段階で、配信するプラットフォームは選定されているケースが多いですが、配信後に動画クリエイティブの変更や各数値を見ながら動画広告を運用していくことが大切です。

動画制作の費用、料金について

動画制作の費用相場について解説しました。

重要なポイント
  • 動画によって費用相場は大きく変わる
  • 動画制作費用の内訳を理解して発注する
  • 制作した動画の費用対効果を上げるには動画制作の前後の工程が大切

弊社Wondersでは動画制作の企画から実際の制作、その後の運用までトータルで承っています。

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