グノシー広告とは|広告の種類・仕組み・料金・運用・出稿・事例まで基礎から解説

グノシー広告とは|広告の種類・仕組み・料金・運用・出稿・事例まで基礎から解説グノシー

「グノシー」や「ニュースパス」、「LUCRA」など、メディアアプリとして人気の高いグノシー。そんなグノシー関連アプリにてディスプレイ広告や動画広告を配信できるのが、グノシー広告です。

グノシー広告には商材やニーズに応じて基本的に計11種類もの広告プランが用意されており、認知から理解、獲得へといたる購買プロセスに沿って自社の商材を訴求できます。

しかし、グノシー広告は、従来のリスティング広告やSNS広告とは運用方法が異なります。また、情報が多く出回っているわけではないため、「グノシー広告の仕組みが分からない」というケースも珍しくありません。

そこで今回は、グノシー広告の仕組みや種類、料金、運用方法など、基礎知識から解説していきます。

記事の画像、情報の出典参考:Gunosy Media Guide(https://gunosy.co.jp/)

効果的な広告やグノシー広告を活用してのマーケティングに興味のある方はぜひご覧ください。

グノシー(Gunosy)とは

グノシー媒体

グノシーとは、株式会社Gunosyが運営するニュース配信アプリです。累計ダウンロード数は3,700万を超え(2021年7月時点)、いまではエンタメ系のコラムやユニーク情報記事以外にも、動画やライブ配信、クーポンなど幅広いコンテンツを提供しています。

グノシー広告

また、Gunosyは同時に以下のアプリも展開中です。

  • ニュースパス:独自に開発した情報解析・配信技術で最新ニュースを提供
  • LUCRA:コスメや美容、ファッションなど女性向けのお役立ち情報を提供
  • オトクル:人気ブランド100種類以上のクーポンを集約
  • auサービスToday:ニュースや天気など生活に必要で便利な情報を提供

上記アプリのうちグノシーとニュースパス、LUCRAの累計ダウンロード数は5,900万を超えます。そして配信する広告は複数のアプリで活用できることから、幅広いターゲットにアプローチが可能だと言えるでしょう。

グノシー広告とは?Gunosy Adsの仕組み

グノシー広告は「Gunosy Ads」とも呼ばれ、上記で紹介したグノシーやニュースパスなど、国内で最大規模を誇るニュース配信アプリや情報キュレーションサービスで広告を出稿できます。

ここでは、グノシー広告の特徴やメニューなど基本的な仕組みを解説していきます。

グノシー広告の特徴

グノシー広告の特徴は以下の通りです。

  • 20~30代の若者向けにアプローチができる
  • ユーザーの購買プロセスに沿って広告を配信できる
  • グノシー広告の仕組みをうまく活用すると効果的

20~30代の若者向けから50代以上のユーザーにもアプローチができる

グノシーアプリを利用する年代は20~30代がもっとも多く、若者向けにサービスや商品を訴求したい場合に最適です。性別に関しては男性ユーザーがやや多いものの、大きな偏りはないので男女問わずバランスよく広告を配信できるでしょう。

なお、広告の種類によってはニュースパスやLUCRAなどにも出稿できますが、グノシーとはユーザー層が異なるので注意してください。各アプリのユーザー基本情報は以下の通りです。

グノシーデータ

アプリ名

男女比

男性の年齢層

女性の年齢層

グノシー

男性55%:女性45%

10代:17%

20代:23%

30代:17%

40代:17%

50代以上:26%

10代:19%

20代:27%

30代:20%

40代:17%

50代以上:17%

ニュースパス

男性59%:女性41%

10代:1%

20代:9%

30代:16%

40代:29%

50代以上:45%

10代:1%

20代:12%

30代:19%

40代:30%

50代以上:38%

LUCRA

女性100%

10代:11%

20代:47%

30代:28%

40代:14%

auサービスToday

男性51%:女性49%

10代:1%

20代:5%

30代:13%

40代:26%

50代以上:55%

10代:1%

20代:5%

30代:14%

40代:27%

50代以上:53%

ユーザーの購買プロセスに沿って広告を配信できる

グノシー広告では、ディスプレイ広告と動画広告を含め計11種類もの広告ソリューションを提供しています。それぞれの広告によって配信環境が異なるため、ユーザーの購買プロセスである「認知・理解・獲得」の3つの段階に応じた広告配信が可能です。

購買プロセス

最適なグノシー広告

認知

1day MAX

1day HeaderMAX

・ヘッダーパネル

・インサーション

・クーポンアズ

・ヘッダービデオ

理解

・ネイティブアズ

・ネイティブアズビデオ

・グノシーQスポンサードパッケージ

獲得

・パフォーマンス

・ネットワークアズ

よって各広告を組み合わせることで、リードの獲得から育成、ホットリードの選別までマーケティングに必要なプロセスをすべて補完することができます。

グノシー広告の仕組みをうまく活用すると効果的

グノシー広告の配信システムは、基本的に運用型広告のようなクリック課金をもとにしています。つまり、配信した広告がユーザーにクリックされるたびに料金が発生する仕組みです。

ただし、クリック課金では入札単価の設定や調整にある程度の知識が求められます。よって広告の運用ノウハウがない企業にとっては、扱いが難しいことが難点でした。

しかしこの運用の部分を自社ビジネスに合わせて活用する事によりより効果的な広告となるため、「運用」を行い仮説と検証を繰り返すことがポイントです。

状況に合わせて運用の必要のない広告枠も検討が必要です。

リスティング広告やSNS広告との違い

Web広告にはグノシー広告以外に、検索ユーザー向けのリスティング広告やTwitterやFacebookなどで情報拡散を狙うSNS広告が存在します。

リスティング広告やSNS広告も幅広いターゲットに対し需要に合わせたアプローチができますが、グノシー広告とその他のSNSユーザーはリーチできるユーザーが違います。

グノシーはニュースのキュレーションアプリであるため、利用場面や利用目的がSNSとは違い、新しいユーザーへのリーチが可能です。

また、グノシーでは、1つのキャンペーンを作成するだけで複数アプリに出稿できます。配信先が異なるたびにキャンペーンを作成する必要がないため、広告運用の手間を削減できます。

広告の種類・メニュー

グノシー広告は、先述した通り11種類に分かれます。それぞれ掲載場所や想定効果、広告費などが異なるため、以下で各広告の特徴や仕組みを解説していきます。

1day MAX(ディスプレイ広告・動画広告)

1day MAXは、掲載期間が1日に限定されたグノシーアプリに掲載できるディスプレイ広告および動画広告です。掲載期間は限定されるものの、3,700万もの累計ダウンロード数を誇るグノシーのトピックタブヘッダーとインフィードに広告を掲載できます。

掲載条件は、「トピックヘッダーパネル(またはビデオ)」と「トピックインサーション」の2種類のメニューによって異なります。ちなみにインサーションとは、アプリ内に掲載されるインフィード広告枠(記事一覧)に載せる広告です。

【ディスプレイ広告】

メニュー

掲載期間

想定imp

想定CTR

想定LP遷移数

グロス金額

トピックヘッダーパネル

1

1,200,000

0.6%

7,200

500万円

トピックインサーション

1

2,000,000

1.5%

30,000

500万円

【動画広告】

メニュー

掲載期間

想定imp

想定CTR

想定LP遷移数

グロス金額

トピックヘッダービデオ

1

1,000,000

0.2%

2,000

500万円

トピックインサーション

1

2,000,000

1.5%

30,000

500万円

1day HeaderMAX(ディスプレイ広告・動画広告)

基本的な仕組みは上記の1day MAXと同じですが、1day HeaderMAXではグノシーに加えてニュースパスにも広告を掲載できます。ただし、いずれも掲載場所はヘッダーパネルのみでインサーションメニューはありません。

【ディスプレイ広告】

メニュー

掲載期間

想定imp

想定CTR

想定LP遷移数

グロス金額

グノシー トピックヘッダーパネル

1

1,500,000

0.6%

9,000

600万円

ニュースパス トピックヘッダーパネル

1

1,000,000

0.6%

6,000

600万円

【動画広告】

メニュー

掲載期間

想定imp

想定CTR

想定LP遷移数

グロス金額

グノシー トピックヘッダービデオ

1

1,000,000

0.2%

2,000

500万円

ニュースパス トピックヘッダービデオ

1

500,000

0.2%

1,000

500万円

ヘッダーパネル(ディスプレイ広告)

ヘッダーパネルでは、各種タブと記事中のヘッダーにディスプレイ広告を掲載できます。最低でも100万回のインプレッションが保証されているほか、グノシーとニュースパスの両アプリで同時配信も可能です。

掲載先

・グノシー+ニュースパス

・グノシーのみ

・ニュースパスのみ

掲載面

タブ面のヘッダー枠

掲載期間

1週間

imp数

1,000,000~(保証型)

グロス金額

・グノシー+ニュースパス:150万円~

・アプリ単独:180万円~

インサーション(ディスプレイ広告)

インサーションでは、インフィード広告枠(記事一覧)の最上位にディスプレイ広告を掲載できます。話題性や関連性の高い記事と共に広告を掲載できるため、ユーザーへの話題演出効果に優れたメニューと言えるでしょう。

掲載先

・グノシー+ニュースパス

・グノシーのみ

・ニュースパスのみ

掲載面

トピック面を中心とした各タブのインフィード広告枠

掲載期間

1週間

imp数

1,000,000~(保証型)

グロス金額

・グノシー+ニュースパス:100万円~

・アプリ単独:120万円~

クーポンアズ(ディスプレイ広告)

クーポンアズでは、グノシーのクーポンタブ内にディスプレイ広告を掲載できます。ほかの広告に比べてクーポンアズではインプレッション数が保証されませんが、グロスあたりの広告料を抑えられるため、グルメに関心の高い人といったターゲットを限定する場合に最適です。

掲載先

グノシー

掲載面

・クーポンタブ面のヘッダー枠

・クーポンタブのインフィード広告枠

掲載期間

1

想定imp数

550,000

グロス金額

55万円

ヘッダービデオ(動画広告)

ヘッダービデオでは、グノシーとニュースパスにおいて各種タブと記事中のヘッダーに広告を掲載できます。最低100万回のインプレッションが保証されている点が特徴です。グノシーとニュースパスにそれぞれ広告を掲載できますが、両アプリに同時掲載したほうが費用を安く抑えられます。

掲載先

・グノシー+ニュースパス

・グノシーのみ

・ニュースパスのみ

掲載面

タブ面のヘッダー枠

掲載期間

1週間

imp数

1,000,000~(保証型)

グロス金額

・グノシー+ニュースパス:250万円~

・アプリ単独:300万円~

ネイティブアズ(ディスプレイ広告)

ネイティブアズとは、一般記事と同じ形式で広告を掲載できるメニューです。見た目には広告のような雰囲気がなく、広告を敬遠するユーザーにもコンテンツを訴求できます。また、グノシーやニュースパスでもっとも注目度の高いトピックタブに掲載できるため、話題喚起にも最適です。

掲載先

・グノシー+ニュースパス

・グノシーのみ

・ニュースパスのみ

掲載面

・誘導枠:トピックタブを中心としたインフィード広告枠

・記事:アプリ内の記事キャッシュページ

掲載期間

2週間

imp数

2,000,000~(保証型)

グロス金額

・グノシー+ニュースパス:200万円~

・アプリ単独:240万円~

ネイティブアズビデオ(動画広告)

先述したネイティブアズの動画広告バージョンとなります。誘導枠に掲載された広告をクリックすると、誘導先のページのヘッダーで広告動画が配信される仕組みです。

掲載先

グノシー

掲載面

・誘導枠:トピックタブを中心としたインフィード広告枠

・記事:アプリ内の記事キャッシュページ

掲載期間

2週間

imp数

1,333,333~(保証型)

グロス金額

200万円~

記事制作費として別途10万円~

グノシーQスポンサードパッケージ(ディスプレイ広告・動画広告)

グノシーで流れる30分番組のなかで、コンテンツの内容と近いさまざまな広告を掲載できます。番組の内容には特定のフォーマットがないため、要望を伝えて好みの広告を配信することが可能です。

メニュー

掲載期間

想定imp

想定LP遷移数

グロス金額

誘導パネル

2日~

1,000,000

400万円~

プレロール・ポストロールビデオ

2日~

14,00020,000

400万円~

スポンサードクイズ

2日~

16,00024,000

400万円~

終了時バナー

2日~

1,0003,000

400万円~

パフォーマンス(ディスプレイ広告)

パフォーマンスでは、グノシーやニュースパス以外にもLUCRA、auサービスTodayへ広告を掲載できます。

このメニューは運用型広告で、広告主が配信内容やターゲット、広告予算などをリアルタイムに変更できるのが魅力です。よって常に広告効果を最適化できます。また、自動入札機能により、入札価格を設定する手間がかからない点もメリットと言えます。

掲載先

・グノシー

・ニュースパス

LUCRA

auサービスToday

課金・入札形式

CPM1,000インプレッションごとに費用が発生)

CPC(クリックされるたびに費用が発生)

最小ロット

50万円

ネットワークアズ(ディスプレイ広告)

ネットワークアズでは、「Gunosy Network Ads」に参画する外部パートナーメディアの提供枠に広告を掲載できます。エンタメやスポーツ、ファッションなど豊富なジャンルのメディアに掲載できる点が魅力です。

ターゲティング

グノシー広告は、アプリを利用するユーザーの属性や利用OS、時間などを細かく指定できる「ターゲティング」に対応しています。ターゲティングを行うことで、広告を配信したいターゲットへ的確に訴求を行えます。

ターゲティングで設定できる項目は下表の通りです。

メニュー

OS

性別

年代

地域

キャリア

時間

曜日

タブ指定

トピック指定

ヘッダーパネル

インサーション

×

クーポンアズ

×

×

×

×

×

×

×

ヘッダービデオ

ネイティブアズ

×

ネイティブアズビデオ

×

グノシーQスポンサードパッケージ

×

×

×

×

×

×

×

×

パフォーマンス

×

×

×

×

ネットワークアズ

×

×

×

×

×

×

×

×

人気の「運用型広告」はパフォーマンス広告

グノシー広告ではパフォーマンスとネットワークアズのメニューが運用型広告に対応しており、そのうちグノシーの関連アプリ内で広告を配信できるのはパフォーマンスのみです。

運用型広告とは、広告配信中に配信内容やターゲット、予算などを自由に変更できる広告です。広告の内容をリアルタイムで変更できるため、常に最適な成果を追い求めることができます。

また、パフォーマンスという名称の通り、必要な費用は成果によって変化します。グノシー広告の場合はCPMとCPCの2種類から広告料が課金される仕組みです。

  • CPM:広告が1,000回表示されるごとに料金が発生する
  • CPC:広告が1回クリックされるごとに料金が発生する

なお、運用型広告の掲載方法は入札制で、オークションのように高い値段を提示するほどユーザーの目にとまりやすい箇所に広告が掲載されます。ただしグノシー広告の場合は入札価格が自動で最適化されるため、初心者の方でも安心して利用できる点が魅力です。

グノシー広告の「広告制作」

次に、グノシー広告の制作にかかわる基礎知識を解説していきます。

グノシー広告に最適なコンテンツ

グノシー広告には、広告リンク先となる自社サイトやLP(ランディングページ)、動画、画像、記事といったさまざまなコンテンツを活用できます。

なかでもおすすめなのが、記事コンテンツです。たとえばネイティブアズやネイティブアズビデオでは、一般記事と同じフォーマットで広告を配信できますが、内容は広告でも見た目は記事なので広告感が薄まります。

また、各商材について記事内で詳細に説明することができるため、商品購入や問い合わせといったコンバージョンに結び付きやすくなります。

なお、自社の記事が用意できないという場合には、「Premium Native Adsオプション」を利用することで記事や記事内のコンテンツを作成してもらうことも可能です。オプションの内容は下表のようになっています。

オプション

内容

制作費

記事の企画

広告の内容に合わせて、記事の企画案(切り口と大枠の構成案)を提案してもらえる

無料

記事の制作

オリエンシートに要望を記載すると、その内容に沿って記事を制作してもらえる

10万円~

記事の2次利用

グノシーで制作した記事は、自社サイトやオウンドメディアへの転載、グノシー広告に誘導する際のURLやタイトルへの利用といった2次利用が無料となる

無料

インフルエンサー

主に女性モデルのインフルエンサーをアサインし、制作した記事内のインタビューやPR動画に起用

要見積もり

事前アンケート

商材やサービスについて事前にアンケートを行い、その内容を記事化

30万円~

グノシー広告掲載に関する審査基準

グノシー広告にも他の広告プラットフォームのように広告審査があります。

例えば以下のような表現は禁止され、審査が通過しない可能性があるため事前に確認しておきましょう。

  • 効果効能の表現
  • 「No.1」という表記
  • ビフォーアフターを紹介する画像
  • 不快さを感じさせるような画像
  • 露出度の高い画像

また、グノシー広告の入稿規定もしっかりと確認しておくことをおすすめします。

リンク

・リンク先:1つの原稿で1ヶ所のみ指定可能

・リンク先の内容:広告ガイドライン参照

タイトル文

・文字数:全角10文字以上32文字以下

     半角10文字以上64文字以下

・使用不可:改行、機種依存文字

・使用不可の記号:原稿使用可能記号参照

・リンク先の内容:広告ガイドライン参照

説明文

・文字数:全角50文字以上75文字以下

     半角50文字以上150文字以下

・使用不可:改行、機種依存文字

・使用不可の記号:原稿使用可能記号参照

・リンク先の内容:広告ガイドライン参照

小画像

・サイズ:縦横1401,080pixel

・縦横比:11

・容量:1MB以下

・ファイル形式:JPEGGIFPNG

 ※アニメーションGIF不可

・形状:角丸不可、保証領域は中心から80%以内

大画像

・サイズ:縦600×360pixel

     縦1,200×628pixelのいずれか

・容量:1MB以下

・ファイル形式:JPEGGIFPNG

 ※アニメーションGIF不可

・形状:角丸不可、保証領域は中心から80%以内

広告メニューや商材、その他の条件によっても変わるため、事前に代理店等にご確認ください。

グノシー広告を掲載する手順・流れ

グノシー広告を掲載する手順は以下の通りです。

  1. 事前にマーケティング活動の戦略を設計し、活用方法を企画
  2. 掲載可否の審査を受ける
  3. 審査通過後に申し込み
  4. 計測タグの設置
  5. 事前運用準備
  6. 広告の入稿
  7. 広告ごとの個別審査を受け、通過後に掲載開始
  8. 運用改善

グノシー広告の審査には、サービスに申し込む前の事前審査と広告入稿前の個別審査の2種類があります。審査通知を受け取るまで1~2営業日ほどかかるため、できるだけ余裕を持って手続きを行うようにしましょう。

また、個別審査の場合、一度に複数の広告を作成すると審査が一気に進むため、広告待ちの時間を削減できます。

グノシー広告の出稿、申し込みに際して

最後に、グノシー広告の出稿や申し込みを行うときのポイントについて解説していきます。

広告の運用体制を整える

広告の出稿では入念に検討すべき事項が多く、関係するスタッフやスタッフ同士のコミュニケーションの量も膨大になり、複雑な施策を進めていかなければなりません。そのため、まずは広告運用の中核となる人物の起用と、その人を中心とした運用体制の整備が必要です。

広告運用の中核となる人物は「運用者」ですが、ほかにも「広告責任者」や「制作者」といった担当者を設定する必要があります。運用者は制作者と動画の内容を相談しながら、広告責任者と施策に関する会話や合意形成を行っていきます。また、会社の規模が大きくなれば、プロジェクトマネージャーやプランナーなどを起用してチームを結成することも可能です。

一般的には広告代理店を利用するケースが多いですが、その場合は自社の広告の目的や戦略、ビジネスモデルを共有して最適な広告を選び、運用するようにしましょう。

複数のメニューや広告パターンを試行する

今回ご紹介した通り、グノシー広告には11種類もの広告メニューが用意されています。メニューによって掲載先やターゲティングの範囲が異なるため、その効果については実際に運用してみなければ分かりません。また、同じ広告メニューでも、クリエイティブや広告文によって成果には差が出ます。

よって複数のメニューや広告パターンを試作する必要がありますが、一つひとつの広告の成果が現れるたびに新たな広告を作成していては効率的な運用は不可能です。そこで、できるだけ迅速に広告の効果を計測するためにも、あらかじめ複数の広告パターンを作成して審査の申請を行っておきましょう。

こちらも広告代理店とうまく連携して自社の特徴や強みを出せる広告の制作を行いましょう。

 

グノシー広告の効果事例

最後に、グノシー広告の効果事例をご紹介します。

以下の表は、グノシーの公開実績をもとにした、実際にグノシーとニュースパスで広告を運用した企業の事例です。

業界/サービス

配信面

利用金額

目標CPA

実績CPA

CTR

CPM

CVR

人材/エージェント

・グノシー

・ニュースパス

200万円

3,000

MCV運用

3,000

MCV運用

0.4%

76

0.64%

人材/介護求人

・グノシー

・ニュースパス

600万円

6,500

6,000

0.8%

328

0.68%

不動産/売却

・グノシー

・ニュースパス

200万円

10,000

10,000

0.4%

112

0.27%

自動車/車売却

・グノシー

・ニュースパス

400万円

3,500

3,000

0.5%

115

0.78%

上表に含まれる各指標には次のような意味があります。

  • 目標CPA:1件のコンバージョンを獲得するための目標額
  • 実績CPA:1件のコンバージョン獲得に要した実際の金額
  • CTR:インプレッション総数のうち、ユーザーが広告をクリックした割合
  • CPM:インプレッション1,000回あたりの広告単価
  • CVR:広告をクリックしたユーザーのうち、成約に結び付いた割合

CPAに関しては、目標通りもしくはケースによって目標を下回る数値が現れています。

また、事例ではCTRは0.3~0.8%、CVRは0.1~0.79%がグノシー広告の主な成果です。

ちなみにGoogleディスプレイ広告のCTRは約0.4~1.1%(業界により異なる)が水準だと言われていおり、グノシー広告と大きな違いはありません。

しかしGoogleリスティング広告の場合は2.09~6.05となっており、グノシー広告のCTRは見劣りします。

Googleリスティング広告より数値が低いのは、能動的な検索ユーザーを対象とするリスティング広告に比べ、グノシー広告は、サービス会社や製品への認知が低い潜在ユーザーを 対象とするディスプレイ広告をメインとしているからでしょう。

1クリックあたりの単価に関しては圧倒的にグノシー広告が安くなることが多いでしょう。

コンバージョン率もキーワードを選べるリスティング広告が高くなることが多いと考えられます。

よって両者を併用することにより、グノシー広告の単価の安いメリットと、リスティング広告のディスプレイ広告よりも高いCTR,CVRが期待できるメリットの両方の恩恵を受けられます。

各広告の特徴と自社ビジネスの構造に合わせて最適化して利用するようにしましょう。

グノシー広告の導入はぜひ弊社までお問い合わせください。

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