コンテンツマーケティングはインターネットマーケティングの中でもノウハウが必要かつ、企業によって効果の多きさが大きく違ってきます。
また、広告のように一定の決められた枠に情報を配信する形でも無いため、自由度が高く、その分手法や打ち手の数、運用の複雑さも発生します。
そのため、コンテンツマーケティングの戦略設計から制作、運用まで自社と外部(コンサルティング)でうまく連携して進めることが大切です。
コンテンツマーケテイングのコンサルティングサービスは「使いこなす」ことが最も大切です。
そのためにコンテンツマーケティングのコンサルティングサービスの内容と、各企業に合わせてコンサルティングサービスをうまく利用する方法と、判断するための考え方を把握できるような構成になっています。
コンテンツマーケティングで成果を出すために必要な要素を理解して、どのように内部と外部のリソースを使うと効率的かも解説します。
まずはコンテンツマーケティングに必要な要素の紹介、その次に具体的なコンサルティングサービスの内容をご紹介します。
コンテンツマーケティングに必要な要素
まずはコンテンツマーケティングの導入、運用に際して必要な要素を確認しましょう。
全体を把握しておくことで、コンサルティング支援を受ける際にも役立ちます。
コンテンツマーケティングのプロジェクトの内容で、何がポイントになるかも合わせて見ていきましょう。
全体の戦略設計 | コンテンツマーケティングの目的の設定 | 目的を達成するKPI設定 |
コンテンツを発信するターゲット設定 | ターゲット、ペルソナの設計 | |
リソースの配分 | 予算、プランニング設定 | |
Web制作 | コンテンツマーケティングのサイト制作(既存コーポレートサイトがSEOに強いかどうかの確認含む) | 必要に応じて以下を用意
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コンテンツ制作 | キーワード選定 | ターゲットにするキーワード、検索ボリュームを調査 |
SEO戦略、対策方針の設定 | 上位表示の難易度、競合等を加味してSEO対策の方針を設定 | |
コンテンツの概要制作 | コンテンツの大まかな概要を制作 | |
コンテンツ制作 | 必要に応じて以下を制作
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運用、改善 | データ分析、改善施策 | KPI、進捗管理、効果改善 |
他のマーケティング手法との併用 | SNS等の併用でさらにアクセスを獲得 |
大きく分けてこれらの工程を踏まえてコンテンツマーケティングを運用することになります。
1つ1つをどのように考え、コンサルと上手く相談すると良いかを解説します。
【全体の戦略設計】
全体の戦略設計は、コンテンツマーケティングの成果を決める最も大切な部分の1つです。
コンサルティングと連携して戦略を設計するために、目的を決め、ターゲットの選定をします。
またこの時点で予算をあらかじめ決めて運用をする場合もあれば、この後決める自社が狙うキーワード選定や検索ボリューム等の調査した上でそれらをカバーするためにどの程度の予算を組むか、を決めるケースもあります。
ここは現状の他のマーケティング手法の効果や、自社の予算感との兼ね合いもあるため、どれくらいの予算でどれくらいの範囲のカバーができるのかを確認して、どのパターンが自社に最もあっているかを判断しましょう。
【Web制作】
コンテンツマーケティングを行う際には、コンテンツを投稿するWebサイトが必要です。
コーポレートサイトのサブディレクトリを利用するケースや、コンテンツマーケティング専用のWebサイトを立ち上げるケースと様々ですが、判断軸は複数あります。
主に現状のWebサイトを使うかどうかは、「現状のWebサイト(多くの場合コーポレートサイト)がコンテンツマーケティングに適しているか」をあらかじめ調べることが大切です。
考える項目としては現状のコーポレートサイトがコンテンツマーケティングに適したデザイン機能を搭載しているか、やSEOに強い内部構造になっているか、という項目が重要です。
機能、デザイン、SEOの観点で不足がなければコーポレートサイトをそのまま利用することも全く問題ありません。
コンサルティングをする際に、せっかくコンテンツを予算をかけて制作したにもかかわらず、サイトそのものがSEOに弱いく全くアクセスが集まらないというケースもよくあるため注意が必要です。
【コンテンツ制作】
コンテンツ制作は制作の企画、計画をする部分と実際に制作をする部分に分かれます。
コンテンツ制作の計画部分に関しては主にキーワードの選定と、ターゲットの選定です。
検索エンジンで検索されていないトピックに関して記事コンテンツを制作しても、検索ユーザーが流入することはありません。
キーワードを洗い出し、各キーワードの検索ボリューム、競合の数等を調査し、各キーワードに対しる上位表示の難易度を判定します。
各キーワードで上位表示し、アクセスを得た場合の費用対効果も予測してどのターゲットキーワードからコンテンツを制作するか、どのキーワードに優先的に投資するか、といったことを決める必要があります。
記事コンテンツの制作だけでなく、画像コンテンツ、動画コンテンツ、ホワイトペーパーといったサイト内コンテンツの制作も合わせて行う必要があります。
画像コンテンツは記事コンテンツ内、アイキャッチ画像、資料ダウンロードのボタン画像、インフォグラフィックスといった利用パターンがあります。
特にインフォグラフィックスでは複雑な情報を伝える際や、自社のサービス等のわかりやすく伝えたいポイントで利用すると効果的です。
動画制作に関しては、これも自社商品やサービスを説明する動画はあった方が良いでしょう。
コンテンツを見たユーザーに動画を見てもらうことで、効率的に自社商材をアピールすることができます。
動画にも、アニメーション動画、プロモーション動画、サービス紹介動画、といった様々な用途や種類があるため、自社にあった動画をコンサルと連携して制作するようにしましょう。
ホワイトペーパーは主にBtoB企業は必須になります。
ホワイトペーパーは自社商材の資料だけでなく、業種業態に応じて事例集やお役立ち資料といった豊富な種類を用意することが大切です。
【運用改善】
コンテンツマーケティングは自社サイトでコンテンツを配信していく形が主流ですので、運用の自由度が高く、打ち手(施策)の数も多くなります。
効果改善は計測してとったデータとKPIを数値で管理すると改善効果が分かりやすくなります。
Wondersのコンテンツマーケティングコンサルティングサービス
紹介したプロジェクト内容や各業務のポイントを元に弊社のコンサルティングサービスの内容をご紹介します。
「コンサルのみ」や、「コンサルと制作の組み合わせ」もありますので、貴社のニーズやリソースに応じてご利用ください。
先ほど紹介した各要素ごとに主にコンサルティングする内容をご紹介しますので、自社の状況やケースに当てはめてイメージしてください。
コンテンツマーティング戦略設計コンサル
貴社の業種業態やビジネスモデルに合わせて、コンテンツマーケテイング全体の戦略設計をお手伝いします。
業種業態や状況によってはコンテンツマーケティングが向いていない、というケースもあります。
そもそも始めるべきか、という観点でもコンサルティングを行います。
一般的にコンテンツマーケティングは、検索エンジン上で行うケースが多いですが業種や競合の少なさから、場合によってはSNS関連や動画プラットフォームの方が相性が良い場合もあります。
Webコンサル
コンテンツマーケティングを行う場合のCMSやデータ計測ツールを含んだ設計、制作を行います。
Webサイトは既存のコーポレートサイトを利用することもできますが、コンテンツマーケティング専用のWebサイトを新規で立ち上げることもできます。
ドメイン取得やサーバの選定も目的に合わせて最適なご提案を行います。
全章でも解説しているように、SEO対策やサイト内の機能開発の観点で現在のWebサイトのままコンテンツマーケティングを始めても良いかを事前に調査します。
コンテンツ制作
コンテンツ制作はコンテンツのポートフォリオの設計とセットで行います。
コンテンツのポートフォリオを作るには戦略設計の際に確認するターゲットや、コンテンツマーケティングを行うプラットフォームでユーザーにどのようにコンテンツを見せていくかを考え、そのためにどのようなコンテンツのラインナップが必要かという分析が必要です。
コンテンツの制作のみを行うこともできますが、なぜコンテンツを制作したいのか、そのコンテンツを制作するメリットがあるのか、どのようなコンテンツを制作すると効果的なのか、といった観点でコンサルティングも含めてご提案します。
良質なコンテンツ制作はもちろんのこと、戦略やビジネスに合わせて、記事コンテンツの他にも画像、動画、ホワイトペーパー制作のご提案も致します。
記事コンテンツでのSEO対策による集客だけでなく、画像や動画を利用してアクセス数、コンバージョン率を高める施策も業種業態によっては有効です。
運用・改善のコンサルティング
コンテンツマーケティングは前提として、他のWebマーケティング手法と比べて効果が出ないケースも多くなります。
Web広告であれば予算(広告費)さえ用意すればアクセスをある程度買い取ることができるため、全くアクセスがない、ということはまずありません。
コンテンツマーケティングの場合は上記の戦略設計、コンテンツ制作を行いながら、データを見て管理する必要があります。
各KPIの数値を見ながら、状況に合わせてコンテンツ制作の計画変更やリソースの割り振りをご提案します。
貴社の使うプラットフォームに合わせてデータ計測ツールやタグのご用意も可能です。
コンテンツ制作会社、Webコンサル会社との比較
コンテンツマーケティングで重要なポイントは、上記の通り戦略に沿ったコンテンツ制作と運用です。
必要な業務の中で自社で得意な部分があれば、その部分を内製化してその他を外注するケースも全く問題ありません。
基本的には全てを内製化している企業は少ないと考えられますが、弊社のコンサルティングメニューはコンテンツマーケティングに必要な要素を満たしており、貴社のニーズに合わせて提供が可能です。
他のマーケティング手法と組み合わせたコンサルティング
コンテンツマーケティングは他のマーケティング手法と連携することで、さらに効果的になることもあります。
例えばSEOによりコンテンツマーケティング用のWebサイトに検索エンジンからアクセスを集め、サイトにアクセスしたターゲットにその後SNS広告を使って再度リーチすることも可能です。
このようなコンテンツマーケティングだけの運用だけでは生み出せない、効率的なアクセス獲得、コンバージョン獲得施策もご提案いたします。
コンテンツマーケティングに興味のある方はぜひ、弊社Wondersへお問い合わせください。