インタビュー動画編集,制作,撮影のコツとインタビューコンテンツ動画事例の紹介

インタビュー動画編集,制作,撮影のコツとインタビューコンテンツ動画事例の紹介動画

インタビュー動画とは、商品を購入した顧客や社内で働くスタッフなどにインタビューし、商品やサービス、自社の魅力を具体的に伝える動画です。

販売促進やブランディング、採用活動など幅広いシーンで活用できることから、インタビュー動画を活用する企業が増えています。

ただし、インタビューした内容を映像にまとめるだけでは、期待した成果にはつながりません。

そのため、インタビュー動画を制作するには、それなりの知識やノウハウが必要です。

そこで今回は、撮影や編集といった工程ごとに制作のコツやポイントを解説します。

最後には事例も紹介しているため、インタビュー動画の企画や構想にも役立ちます。

インタビュー動画の撮影・編集・制作のコツ

インタビュー動画には、主に「撮影」と「編集」という2つの工程が存在します。

それぞれ動画を制作するうえで重要な工程となるため、各工程におけるポイントをしっかりと押さえておく必要があります。

また、インタビュー動画の制作全般のコツも理解しておくと、動画の質がさらに向上するでしょう。

そこでここでは、撮影や編集といった細かい工程に加え、制作全般のコツについても解説します。

インタビュー動画の制作全般のコツ

インタビュー動画の制作全般のコツは次の通りです。

  • 予算や目的に応じて最適なインタビュイーを決める
  • インタビュー形式を想定しておく
  • ストーリーを意識した質問内容を考える
  • あらかじめ企画書を作成する

予算や目的に応じて最適なインタビュイーを決める

誰をインタビュイーに設定するかによって、ストーリーの内容から予算まで内容が大きく異なります。

よってインタビュイーは、予算や目的に応じて決める必要があるでしょう。

インタビュイーとは、質問に対する回答者のことです。

質問者であるインタビュアーが投げかける問いに対し、インタビュイーが受け答えすることで動画に価値が生まれます。

たとえばインタビュー動画では、自社製品やサービスを実際に利用した顧客をインタビュイーに設定するケースが一般的です。

自社製品を導入する前に顧客が抱えていた悩みや、導入後に解決した部分などを具体的に解説できるため、見込み顧客からの共感を呼べます。

また、動画制作費用を抑えたい人には、経営者や社内の従業員をインタビュイーに設定することをおすすめします。

社内の人材を採用するとキャスティング費用を節約できるからです。

働き方紹介や企業メッセージを発信する際は、自社のことをよく知る社内人材が向いています。

インタビュー形式を想定しておく

インタビュー動画には、「一人称形式」と「三人称形式(対談形式)」の2種類の形式があります。

それぞれの特徴は以下の通りです。

一人称形式

インタビュアーが語り手として会話を展開させていく動画。
基本的にインタビュアーは質問者に徹し、自分の意見を落とし込まない点がポイント。
インタビュイーの持つ深い知見のみを集中的に伝えられる。

三人称形式

対談形式とも呼ばれ、インタビュアーとインタビュイーの話しのかけ合いを楽しむ動画。
インタビュアーは単なる質問だけではなく、インタビュイーの回答に対して自分の意見を発案し、会話に深みを出していくことがポイント。
インタビュイーだけではなく、インタビュアーにも豊富な知識や経験が求められる。

企業が制作するインタビュー動画の場合、一人称形式のものがほとんどです。

たとえば「お客様の声」を紹介する場合は購入履歴のあるユーザーを、企業メッセージを発するときは経営者を活用するなど、インタビュイーの意見を集中的に紹介するほうが高い効果を期待できます。

一方、動画をコンテンツ化させるなら三人称形式のほうが向いています。

仮にIoT製品を扱っていたとすると、IoTに詳しい専門家をインタビュイーとして招き、自社からも専門人材を対談に出すことで、「IoTが変える未来の形」といった魅力的な対談動画を制作できます。

ストーリーを意識した質問内容を考える

単にインタビューした内容をまとめただけの映像では、視聴者に「その動画で何を言いたいのか」という点が伝わりません。

そのため、インタビュー動画ではあらかじめストーリーを描き、その構想に沿って質問内容を考えることが大切です。

たとえば新卒向けの採用動画で新入社員にインタビューする場合、次のようなストーリーを思い描けます。

  1. 新入社員が現在の会社に入社しようと思ったきっかけ
  2. 入社前と実際に働いてみてからのイメージの違い
  3. 3年後・5年後にこの会社でやってみたいこと
  4. この会社であれば自分の夢を実現できそう!
  5. 気になる人は、ぜひ我が社の企業説明会へ!

上記のようなストーリーを構想できれば質問内容も浮かび上がりやすくなります。採用動画のケースでは、以下のような質問内容を想定できるでしょう。

  • なぜ我が社に入社しようと思ったのか?
  • 入社を決意した主な理由は?
  • 実際に働いてみて感じたことは?
  • 働きやすさを感じているか?
  • 今後の目標や夢は?

事前にインタビューの質問を考えておくと、いざ本番を迎えて焦らずに済みます。

また、インタビューをスムーズに進めていけるため、動画制作費を抑えることも可能です。

あらかじめ企画書を作成する

インタビュー動画を制作したことがない場合、動画制作会社に依頼するケースも珍しくありません。制作会社に依頼するとヒアリングを行ってくれるため、動画の内容が明確になっていない場合におすすめです。

しかし、制作会社に依頼するときでも、事前に企画書を作成しておくようにしましょう。

企画書とは、動画の目的や利用シーン、ターゲット、予算などをまとめた書類です。

企画書があると制作したい動画のイメージを制作会社に伝えやすいばかりか、ヒアリングや企画の工程を削減して費用を抑えられます。

詳しい企画書の作り方は以下の記事でも紹介しています。インタビュー動画にも応用できるので、より良い企画作成のポイントを理解し、動画の質を向上させましょう。

【関連動画】
サービス,商品紹介動画制作|製品紹介動画の作成や作り方のコツや企画のポイントを紹介

インタビュー動画の撮影のコツ

次に、インタビュー動画の撮影におけるコツをお伝えします。

  • 動きのある映像を意識する
  • 手ブレを抑えて素人感をなくす
  • 事前に複数の回答を想定しておく

動画制作会社に依頼する場合でも、上記のようなテクニックを知っておくと発注がスムーズになります。

動きのある映像を意識する

インタビュー動画は、実写映像で撮影するケースがほとんどです。

実写映像の場合、画面に動きがないと、時間が経つに連れて視聴者が飽きを感じやすい点に注意すべきでしょう。

よってインタビュー動画では、動きのある映像を意識することが重要です。

実写映像に動きを付けるには、2つのカメラで同時に撮影するのが簡単で手間もかかりません。

複数の角度からインタビュイーを捉えられるため、シーンに応じて映像を切り替えられます。

すると画面に動きが加わるという仕組みです。

撮影時の機材が増えると制作費が高額になりますが、画面に動きがあるかないかで視聴者の離脱率には大きな差が出ます。

よりコンバージョンを高めるためには必須の方法と言えるでしょう。

手ブレを抑えて素人感をなくす

撮影した映像に手ブレが発生すると素人感が抑えられず、動画の品質が下がってしまいます。

特にインタビュー動画の場合は被写体の動きが少ないため、ほんの少しの手ブレでも目立ってしまいます。

そこで手ブレを防止する機材を活用しましょう。

手ブレ防止用の機材には、スタビライザーや三脚、ジンバルなどがあります。

いずれもカメラを固定できるため、手ブレを抑えてより高品質の動画に仕上げられます。

事前に複数の回答を想定しておく

インタビュー動画の撮影中、インタビュイーは必ずしも自社が期待する回答をしてくれるわけではありません。

ときには質問と食い違うような回答をするケースもあります。

しかし、インタビュー中はスムーズに次の質問を行う必要があるため、一つひとつの回答を噛み砕いて考えている余裕はないでしょう。

そこで事前に、複数の回答を想定しておくことが大切です。

仮に、想定した回答から大きく外れる場合や話が脱線したときは、インタビューを仕切り直すことができます。

また、自社で発信できない情報などを、事前にインタビュイーと話し合っておけば、さらに作業はスムーズになります。

インタビュー動画の編集のコツ

最後に、インタビュー動画の編集におけるコツを解説します。

  • インサートカットを活用する
  • モーショングラフィックスを組み合わせる

インサートカットを活用する

インサートカットとは、動画の内容を補足する映像を組み入れて、説明や解説をより分かりやすくする編集手法です。

たとえばインタビューの間に自社サービスについて触れていれば、サービスに関する映像や素材を組み込むことで内容をイメージしやすくなります。

視聴者の理解促進を補助できるため、離脱防止やコンバージョン向上に寄与します。

また、単調な映像に変化を加えられる点もインサートカットのメリットです。

インタビュー動画ではインタビュイーの顔を映す機会が多いため、適度にインサートカットを挟むと、視聴者が動画に飽きる可能性を抑えられます。

モーショングラフィックスを組み合わせる

モーショングラフィックスとは、イラストや画像、テキストなどに動きを加える編集手法です。

本来、画像やイラストには動きがありませんが、モーショングラフィックスを使うとアニメのように素材を動かせます。

インタビュー動画に補足を入れるならインサートカットでも十分です。

しかし、補足として含める素材が画像やイラスト、テキストのみの場合、スライドショーのような映像になって単調さは抑えられません。

一方、モーショングラフィックスであれば上記のような素材にも動きを加えられるため、インサートカットよりもさらに映像にメリハリが生まれます。

また、インタビュー内容に合わせて素材が動くほうが内容を理解しやすいため、最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。

動画の各手法による制作料金に関してはこちらの動画制作シミュレーションで費用を確認してください動画制作お見積もりシミュレーション

インタビュー動画のメリット

動画にはインタビュー形式や商品・サービス紹介、デモンストレーション用などさまざまな種類があり、自社に最適なタイプを選ぶのが難しいのも事実です。

ただ、動画を活用する目的が以下のようなメリットにあてはまる場合は、インタビュー動画が向いています。

  • 目的に合わせて幅広い用途に活用できる
  • 視聴者のロイヤリティを高められる

上記2つのポイントは、インタビュー動画を活用した場合のメリットです。

そのため、動画をさまざまなシーンで利用したい場合や、特に顧客のロイヤリティ向上に活用したいときは、インタビュー動画を採用しましょう。

目的に合わせて幅広い用途に活用できる

インタビュー動画は、集客やブランディング、採用活動など幅広いシーンで活用できます。

たとえば、「お客様の声」を映像化させることで、視聴者は具体的な商品やサービスのメリットを知ることができ、購買意欲が向上します。

または現場で働く社員のメッセージを発しすることで、採用動画としても活用できるでしょう。

上記のように、動画の企画やインタビュイーを変化させるだけで、まるで内容の異なる映像作品を生み出せます。

つまり、さまざまな視聴者にアプローチできる可能性があります。

視聴者のロイヤリティを高められる

インタビュー動画のメリットは、商品の購入者や現場で働くスタッフの生の声が聞けるという点です。

視聴者は商品の具体的なメリットを知ってから購入を決断できたり、詳しい働き方を理解したうえで入社を検討したりできるため、ロイヤリティの向上に寄与します。

映像から伝わるインタビュイーの熱意や想いは、文章だけでは伝わりません。

熱意や想いは映像だからこそ表現することができ、その結果、視聴者からの共感を呼び寄せることができます。

様々なインタビュー動画事例

最後に、インタビュー動画の事例をご紹介します。

事例(1)KDDI

東レインターナショナル株式会社様 導入事例

KDDIでは、ビジネス環境でLINEのチャットやメールができる「LINE WORKS」を提供しています。

個人用のLINEとは異なり、ファイル管理やグループウェア機能まで搭載されているため、ビジネス用のコミュニケーションツールとして活用できます。

上記は、LINE WORKSを実際に導入した企業へのインタビュー動画です。

わずか4分程度の短い動画ですが、同サービスを導入したきっかけから導入後のメリット、具体的な活用シーンなどが盛り込まれています。

事例(2)ソニー

若手社員インタビュー ~やりたいことを実現する ソニーへの情熱~ 【ソニー公式】

インタビュー動画を採用活動にうまく応用しているのが「ソニー」です。

上記はソニーで働く若手社員にインタビューした動画で、「ソニーでは若手でもやりたいことを実現できる」というコンセプトが情熱的に語られています。

また、社員が実際に働く姿を見せ、映像に変化を付けている点がポイントです。

若手社員の熱い気持ちに共感できるだけではなく、具体的な働き方もイメージできる良質な事例と言えるでしょう。

より良いインタビュー動画の制作のために

より良いインタビュー動画を制作するためには動画を編集、制作する目的を明確にして、どのような結果が欲しいのかを明確にしてそれに合わせて最適な方法で制作する必要があります。

弊社では動画制作の企画から制作、その後の運用までワンストップでサポート可能です。

ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

タイトルとURLをコピーしました